生まれつき誰でも持っているものの1つにつむじ(渦)があります。
一般的につむじというと天頂部のやや後方に1つあるイメージだと思いますが、皆さんはどこにあり、何個のつむじ(渦)がありますでしょうか?
1つ?2つ?3つ?どこにありましたか?
1つという方もいれば複数個あったという事も珍しくもありません。
実際に仕事をしているうえで珍しいケースだと
‟眉毛“にある方もいますし、体毛が濃い方ですとうぶ毛にも渦があります。
そのつむじ(渦)が髪の毛の毛流れの境目になっていることはご存じでしょうか?
つむじを中心に髪の毛は流れていますので収まりの良い方と悪いほうがあると思います。
例えば、天頂部に右巻きのつむじが1つあるとすれば頭の右側面の髪は後ろ方向に収まりが良くて、左側面は前方向に収まりが良くなります。左巻きならその逆になります。
自分のつむじの渦の巻いている方向を知っておくことで髪のスタイリングにも役立つと思いますよ。
ただし、つむじが隣り合わせにある人やとんでもない所にある人は困りますよね。
つむじにの流れに逆らってカットやパーマをしても髪の癖は修正できても生え癖の修正は正直無理なんです・・・( ;∀;)
特に厄介なのが、生え際にある渦です。
襟足は髪の重みでカバーが出来ますが、生え際は難易度高め!
とはいえ、生涯パートナーとして付き合うので付き合い方が重要になります。
まずは、自分の渦がどこに何個あってどちら方向に巻いているのかを知ることからスタートして髪の長さや、髪質の特徴を理解しないと悩むばかりになってしまいます。
お客様から多い相談で『つむじ付近の髪が薄くなり地肌が透けて見えるの何とかしてほしい』というお声があります。しかも、白髪も出て来る始末。
つむじはお花が咲いたような状況で地肌が見えるのは仕方がありません。白髪になると光を通すのでより強調されてしまいます。
そんなお客様にご提案している1つをご紹介いたします。
先程、ご説明した収まりの良い方向と悪い方向があったと思いますがそれを利用するんです!
つむじの位置などにも関係はしますが、いつも流している髪の反対に流してみて下さい。そうすると天頂部にボリュームも出やすく地肌の透けも見えにくくなります。
が、いつも見ている自分のヘアスタイルが違うと違和感で不自然に見える!というお客様もおられます。でも10分が経ち20分が経つと見慣れてくるんです。
不思議ですよね。馴染んできたころには違和感無し!
でも、手の使い方だけは長年流していた方向に自然と動かしてしまいますのでそこだけは意識が必要になりますのでご注意ください。
つむじに関しては技術でカバーは出来ませんが、工夫次第ではカバーできることもありますので行きつけのサロンでご相談してみてはいかがでしょうか?